安全走行の練習で、停止位置を損傷から守る小型ショックアブソーバ
Copyright: Dorninger Hytronics GmbH, 4210 Unterweitersdorf, Austria
その他
リニアガイド, エアシリンダ, 旋回ユニット, ハンドリングモジュール, 機械や工場設備
安全走行の練習で障害物を優しく開閉
安全走行の練習で、突然現れる障害物をシミュレートするのが開閉式プレートの役割です。ドライバーの反応が遅い場合には、プレートが出現時と同様の速度ですばやく収納され、車両の損傷を防ぎます。この安全システムでは、開閉動作の停止位置を保護するため、製品シリーズ MC150～MC225のACE小型ショックアブソーバと特殊な偏角度アダプターが採用されました。偏角度アダプターは、このケースのような旋回運動による開閉で、ショックアブソーバにかかる横からの荷重を吸収してくれます。
産業用ショックアブソーバ - MA/ML33～MA/ML64
超大型望遠鏡の旋回・回転システム
ACE産業用ショックアブソーバが、超大型望遠鏡の旋回・停止に大きな安全代を提供します。この望遠鏡は2つの座標で移動できるレンズユニットを備え、特殊な観測が可能です。望遠鏡を支える重さ15,000kgの装置は回転テーブルと駆動装置、そして、軸受により回転する2枚のディスクから構成されており、これら部品が水平線から水平線まで±90度の動きを可能にしています。各限界位置を超えて望遠鏡が回転しないようにブレーキとして設置されているのが、ACEの産業用ショックアブソーバ ML3325です。誤って許容範囲を超えた回転動作が発生した場合にも、その動きを確実にストップし、大切な望遠鏡を守ります。
産業用ショックアブソーバ - MC33～MC64
重い遮断ゲートの開閉システム
オランダ・アムステルダムの地下鉄で、安全コンセプトに一役買っているのがACEのマグナム産業用ショックアブソーバ MC64150です。避難路の端に設けられた重さ5トンの重い遮断ゲートを、以前のソリューションに比べて、より素早く開閉および停止できるようになりました。このケースではゲートの停止位置にショックアブソーバが設置され、1本につきストローク当たり5,100Nmのエネルギーを吸収し、最大63,700kgの実効質量に対応します。非常口ゲートでは通常とは異なる角度から約1.8m/sの速度で衝突が発生しますが、ACEのソリューションなら問題ありません。
33-MA(ML)64_ESB_IMG_PoliceHeadquarterHessen_StrapSled-01_RGB-L.jpg)
産業用ショックアブソーバ - MA/ML33～MA/ML64
事故シミュレータの衝突保護
ドイツの中部ヘッセン警察本部では、シートベルト着用率の大幅な向上を目指し、ACEの支援を受けて事故シミュレータを開発しました。この移動式シミュレータは、シートベルトを着用した非常に低速の衝突においても巨大な力が発生し、ベルトがなければ重傷を負う恐れがあることを分かりやすく示します。移動する速度や荷重が変わっても、体験者を確実に怪我から守り、設備の停止位置が損傷するのを防ぐため、ACEの産業用ショックアブソーバ MA64150が採用されました。これは、マグナムMA33～MA64シリーズの中でも最も大きな手動調整式モデルですが、ACEでは、より大きな荷重に対応する特別仕様の製品にも難なく対応可能です。
一体型ダンパー - TUBUS TR
電子機器の収納ケースやラックを輸送時の衝撃から保護
音響映像機器の輸送では、積み替え時にケースが倒されてしまうことも珍しくありません。大切な電子機器を損傷から守り、機材が到着したら世界中どこでもすぐに作業が始められるようにするには、十分に緩衝対策の取られた輸送ケースが必要です。特に衝突や落下で発生する縦方向の衝撃は、機材に大きな損害を与える恐れがあります。その対策としてこの映像制作会社が選んだのが、半径方向に減衰する一体型ダンパー、チューバス TR67-40です。作用が半径方向であるため、ゆっくりとしたソフトな減衰が可能で、ケースが落下した場合にも、機器に自重から発生する破壊的な負荷がかかるのを防止します。
油圧ダンパー - HB-12～HB-70
ロープウェイやゴンドラリフトのキャビンで揺れを抑制
ロープウェイが停車駅に到着すると乗客は揺れを感じます。このケースでは、メンテナンス不要のACE油圧ダンパー HB-40を使い、この揺れを完璧に抑制しています。キャビンは、4点式フレームおよび連結レバーを介して懸垂機とリンク式に繋がっています。両方向で最大10,000Nの荷重を吸収できる手動調整型ダンパーを取り付けることで、この構造がさらに最適化されました。
油圧ダンパー - HB-12～HB-70
コンテナ投入口の開閉機構
以前は、古着用コンテナの投入口が閉まる速度を調整する機構はなく、比較的すばやく動くフラップに指をはさんで痛い思いをすることも珍しくありませんでした。様々なコンテナの種類に合わせて仕様を変更した基本型式 HB-15の油圧ダンパーが、蓋の両方向の動きで速度を調整し、安定した開閉を実現します。緩衝不要のフラップ、緩衝が必要な大型フラップ、盗難防止に最適なローターフラップに緩衝効果を備えたものなど、多様な要求に応じて異なる型式のダンパーを採用し、ストローク長も様々に変更しました。
非常用ダンパー - TUBUS TC、TC-S
車両コックピット向け動作プラットフォームの非常停止システム
航空機のコックピットや列車の運転室、乗用車など、対象の乗り物は異なっても、シミュレーターのプラットフォームが動く原理は同じです。様々な要求に対応するxyzの3本の動作軸で停止位置における衝突を防ぐため、ACEの一体型ダンパー TAと、非常用ダンパー TC、TC-Sの各シリーズが採用されました。経済的な非常停止システムが、停電時などの事故から装置を守ります。チューバスの幅広いラインナップの中から、このケースでは漸減的な特性をもつTAシリーズと、クレーン設備など、最大で978,000Nものエネルギーを吸収するために開発されたTCシリーズの製品が選定されました。